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子どもと老人が死ぬ社会 [自殺]

警察庁のまとめより。
朝日新聞:http://www.asahi.com/national/update/0607/TKY200706070176.html
読売新聞:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070607it05.htm?from=top
毎日新聞:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070607k0000e040021000c.html

日本は世界的に見ても自殺率が高く、先進諸国の中では群を抜いて高い。アメリカの2倍、イギリスの3倍の割合で人々が自殺に走る国だ。私も親戚のうち2人を自殺でなくしている。
昨年の自殺者数は3万2155人で、前年より1.2%(397人)減ったものの9年連続で3万人を超えた。中でも19歳以下の自殺者数が前年比で2.5%増え、このうち大学生や生徒・児童が2.9%増の886人で、統計を取り始めた78年以降、最多となった。一方で60歳以上の高齢者も2.1%増えた。
また職業的に見れば、全体のほぼ半数が失業者や無業者(ホームレス等)である。
少子高齢化の中で、若者と高齢者が死んでいく。格差社会といわれる中で、金のない人間が死んでいく。
弱い者が死に追い詰められていく社会。それが"先進国"日本。

20代と30代では死因のトップが自殺であり、10代後半と40代でも2位である。若い年齢層は病死が少ないため自殺の死因率が高くなるとはいえ、この状態があるべき姿のはずもない。多くの若者が自殺で死んでいく中で、少子化対策なんて意味があるだろうか。多くの若者が生きづらさを感じ自殺する中で、そんな社会に子どもをたくさん産み育てたいと思う人がどれだけいるのか。
昨年はいわゆる「いじめ自殺」報道による連鎖的な自殺が起きたため、学生の自殺が増加したと思われる。教育再生会議は学力やモラルの向上を図るのもいいが、学校の変革が必要だと考えるなら、何よりもまず「死ななくても行ける場所」にすることが先決ではないのか。もしくは「死ぬくらいなら行かなくて良い」をもっと認めるべきじゃないのか。

さて、厚生省のまとめによれば、我が島根県は全国で3位の自殺率(31.7人/10万人)である。他の3県が秋田・岩手・山形と東北地方に集中する中で、いきなり中国地方である。なにか特殊な事情があるように思えてならない。隣の鳥取県では自殺者が11人減っている中で、島根県では去年より214人も自殺者が増えている。

多くの人が死んでいく中で、学校制度は回り、金融業者は利益を上げ、医療と福祉は困窮する。
このままで良いハズが無いんだ。


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